22番目の使徒【V】

「V」の抱える不安

"vilification"

【中傷、非難、悪口雑言】

依然として巨額の報酬を得続けている金融関係者に対し、
"vilification(非難の声)"は止みません。
そうした国民の声を受けて"Nicolas Sarkozy(ニコラ・サルコジ)"大統領は、
フランス国内の金融機関のボーナスカットに躍起になっています。

BNPパリバのボーナス総額10億ユーロを半分に減額させる一方で、
その他の大手銀行に対してはボーナスの一部を
長期的な業績に連動させるように要求し、
この義務に違反した銀行を国営事業に関われなくするなど、
金融機関はまさに戦々恐々といった趣です。

ただ、サルコジのこの姿勢がどこまで本物なのか、
金融機関は疑念を持って見ています。

というのも、これらの締め付け策は一種の
政治的な"diversion tactic(陽動作戦)"ではないかと、
国民の目を他の政治トピックから逸らせることが
主目的ではないかと疑われています。

また、金融機関への厳しい態度について、
欧米でフランスだけが一歩も二歩も先を行っています。
このままでは長期的にはフランスの金融機関を弱体化させ、
未だ手つかずのウォールストリートの地位を
ますます強固なものにするだけではないか、
そのように危惧する声も上がっています。
フランス金融界 | comments (0) | trackbacks (0)
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